ウェブサイト管理者がアクセス解析で取得できるユーザー情報はこんな感じ

アクセス解析

 

あまり意識したことはありませんでしたが、ウェブ管理者はサイトにアクセスしてきた人たちの情報・アクションをどこまで拾えているのか、ということについて、意外と興味(警戒心)を抱いている人がいるのではないかと、ひょんなことからふと思い、この度はだいぶ簡潔に記事にしたためてみました。

 

ちなみに、プロバイダ責任制限法に則った情報開示を行えば、ユーザーの実名や住所まで割り出せますが、この場合は権利侵害ありきの話ですので、一般的な範囲での収集可能情報とします。また、ユーザーのプライバシー設定(プロキシ等)如何や、アクセス解析ツールによっても収拾できる情報は異なります。

 

例えばの話、プロキシを刺していれば、IP検索の地域表示で国外(アメリカのカリフォルニア等)が表示されます。

 

プロキシIP探知の例

プロキシIP 探知

 

オーストラリアのシドニーが表示されました。

 

 

ウェブ管理者が収集および閲覧できるユーザーの情報

以下の項目が、ツールで収集できる主なユーザー情報です。

 

  • プロバイダ名
  • IPアドレス

 

  • Flashバージョン
  • OS名およびバージョン
  • モバイルの使用デバイス名
  • ブラウザ名およびピクセル数、バージョン
  • ブラウザの使用プラグイン名
  • アクセス時のアプリ名
  • モニター解像度・深層度
  • JavaScriptの有効(無効)設定

 

  • 国、設定言語
  • 市区町村(たぶんIP繋がりの情報かな)
  • GPS位置情報
  • 性別(グーグルのデータベースに蓄積されたユーザーの閲覧情報から推測)
  • 年齢(〃)
  • 興味を持っている分野(〃)

 

  • 今何人がウェブサイト上にいるのか
  • アクセス開始時刻
  • 流入経路(どこからサイトへ来たか)
  • 何というワード検索で来たか
  • 以前も来たユーザーか
  • 人間かbot(クローラー)か
  • どのページをどの順路で見たか
  • どのページを何分見たか
  • どのページで帰ったか
  • 計何ページ見たか(PV・セッション)
  • のべ滞在時間
  • サイト内検索の検索ワード

 

  • 主にどの部分に視線が集中しているのか(ヒートマップ)
  • 記事が平均してどのくらい(%)まで読まれているのか

 

 

挙げればまだあるものの、大まかにだいたいこんな感じです。

 

理論上はこのように多岐にわたってデータを拾えますが、とは言え、常時わらわらアクセスが来ているようなサイトは、収集データが多すぎて個々のデータを追うことはかなり厳しいと思います。例えるなら、足跡がごちゃ混ぜになっていて、どれが誰の痕跡かわからなくなっているような感じですね。つまりその手のサイトは、平均データの算出は出来ても、個人の行動を個別に追うトラッキングができません。(解析ツールにも依ります)

 

逆に言えば、人がほとんど来ていないウェブサイトであれば、怪しい動きをしている痕跡や、何回も来ている人をすぐに発見できてしまうことになります。わざわざそんなことをするかどうかはさておきね、うん。

 

 

先ほどの列挙を見て抱くであろう当然の疑問として、『地区町村バレるの?』と思った方もいらっしゃるでしょう。しかし、そのあたりのユーザーデータはかなり不正確な情報が表示されることがしばしばあります。こと私の場合は直線距離約200km離れた市の名前が表示されますね。つまりアテになりません。ガバガバです。

 

ただしGPS位置情報には気を付けましょう。こっちは正確です。

 

もっとも、GPS情報まで取得しようとするウェブマスターは本当にごく一部だと思いますが、なんにせよ道案内に使用するとき以外はGPSを切っておくのが定石です。まぁリテラシーのまともな人はGPS切っていると思うので大丈夫でしょうが。

 

その点、Twitterにたまにいる、位置情報垂れ流しの人は素直にやべーなと思います。悔い改めて。

 

 

悪用する人なんて基本いないから警戒しなくてもいいと思う

ウェブ管理者の情報収集にビビった人は、プライバシー設定等を強化しても良いかもしれません。ユーザーにアクセス情報を渡さない方法や、アクセス解析拒否アプリ等も一応存在します。

 

ただ身も蓋も無い話、情報を収集されたからと言って何されるわけでもないんですから、何か特殊な拘りがある人意外は、プライバシー設定も初期のままでも問題ないと思います。私もそこらへんは基本何も弄っていませんし。

 

仮にIP等を収集されても、口座からお金が抜かれたりハッキングされるわけでもないのですから。