ブログ運営者が意識するべきブログ価値の指標6つ

ブログ 指標 データ

 

ブログやコンテンツの価値をはかるには、様々な角度から分析しなくてはならない。

 

ブログをやる上で漠然とPVだけを追い、PVだけを価値の指標とし、PVだけを実績や誇りとしている運営者も多いだろうが、今回はブログ運営の指標にするべき6つの項目を列挙してみる。

 

※各種数値はGA等の解析ツールにて確認可能

※当記事の内容はあくまで私の意見であり、ビジネスブログ等のように売り上げを求めている場合は事情が異なる

 

 

1.PV

PV=プレビュー=閲覧数

この数字が無いとそもそも何も始まらない。

 

PVという指標は、もっとも手軽かつ直感的にコンテンツ(記事およびブログそのもの)の価値をはかれる反面、この数値を追い求めて何かが狂った人も少なくはないと思う。例えば、PV獲得のためにSEOファーストになってしまい、薄めに薄めたカルピスのような記事を量産するだとかね。金に目が眩んだアフィリエイターがそれなんだけど。

 

 

2.直帰率

ブログへ訪れた人が入ってきたページだけを見て帰った割合。一般的に

 

  • 直帰率が高い=つまらない
  • 直帰率が低い=おもしろい

 

と定義されがちだが、一概にそうとは言えない。

 

例えば検索エンジンからやってくるユーザーというのは、特定の悩みや疑問へ対する解決法や情報を求めてやってくるため、ニーズは非常に明確で狭く、彼らの目的は暇つぶしなどではない。したがって、入ってきたページに求めている情報があろうとなかろうと、その目的のページだけを見て帰る人がほとんどであり、『直帰率が高い=つまらない / 価値が無い』とひとえに判断するのは誤りとなる。

 

また、一つの内容をページ分割することによって、意図的に直帰率を下げることができるなど、小手先のテクニックで詭弁の良数値をたたき出すことも可能。ゆえに、思考停止で直帰率を価値の指標にしてはならない。

 

ではどういう場合に直帰率の高さを悪とする(しない)のか。また、どうすれば直帰率を改善できるのかということについて見ていきたい。

 

1.ページを分割しているのに直帰率が高い

記事の内容を小分け・パート式にしているにもかかわらず、直帰率が高いケース。この場合は、来訪者が続きを読むことなく帰っていることが判明しているため、読者は記事の内容に興味を抱くことなく、途中で脱落していると考えられる。

 

【考えられる主な原因】

  • ページタイトルの盛りすぎ
  • ページタイトルと内容の不一致
  • リード文が悪い、不快なノリなど
  • ブログデザインが胡散臭い(信憑性が低そう)
  • 単に内容がダメ

 

2.関連記事の品ぞろえが悪い

記事を読み終わった来訪者に対する次の導線を用意していないケース。この場合は直帰率90%を超える。

 

直帰を防止するため、ブログ一般的には、記事下に自動生成された関連記事リストが用いられている。関連記事モジュールはなるべく導入し、さらに直帰率を下げたい場合は、記事中に手動で関連記事を入れておこう。

 

3.有効なナビゲーションを設置していない

メニューバー及びサイドバーを導入していない場合、直帰率は高くなりやすい。

 

内部リンクを充実させていない場合、そもそも他に何があるのか、このウェブサイトはどういったものなのかということが伝わりにくく、ユーザーの興味関心はそそられ難い。また、一般的なウェブサイトの構造を理解していないリテラシーの低い来訪者は、わかりやすい直感的な内部リンクでないと上手に移動できないというのもある。

 

人気記事やカテゴリリスト、プロフィールを置いておくだけでも、その文字列からどういったウェブサイトなのかが伝わるだろう。そこで興味関心を喚起させることができれば、あるいは回遊してくれるかもしれない。

 

4.ソーシャルの流入がメイン

先ほども述べた通り、検索エンジン経由の来訪者は目的意識が強い。しかしSNS等のソーシャルは一概にそうとも言えず、検索エンジンに比べて暇つぶしやウインドウショッピングがてらに訪れる人が多くなる。(bioから訪れた人は特に)

 

その状況ですら、ランディングページだけで帰られているということは、つまるところ『面白くない / 面白くなさそう』と見なされた可能性が高い。

 

5.更新率が低い

リピーターは常に最新記事だけを読んで帰る。したがって、更新が遅いブログでは、リピーター読者がトップページから更新していないことだけを確認して帰ることが多くなりがちであり、直帰がかさみやすくなる。

 

...リピーターがいないブログにはあまり関係無い項目となる。

 

一般的なブログの直帰率

直帰率に関する記事を読んでいると、『一般的なブログの直帰率は40%が平均です!w』みたいなことを書いているブログがあるが、『嘘つくな市ね』と言いたい。

 

普通にブログを運営していて直帰率40%はまずありえない。よほど神がかった文才や有益性、あるいはよほど特殊な構造(あるいは姑息なページ分割など)をしていない限りは不可能だ。

 

ではここで、嘘っぱち情報ではなく実際によくある直帰率の例を示す。ただしこの数値は、ページ分割などの小細工を弄しておらず、かつ一般的な構造をしたブログの場合に限る。

 

  • とびきり面白い or とびきり有益なブログ ☞ ~75%
  • 面白い or 有益 ☞ 75%~80%
  • 普通、オーソドックス ☞ 80%~88%
  • つまらない、あるいは構造が悪い ☞ 88%~

 

では次に、参考として有名ブログの直帰率を外部ツールで確認してみる。*1

 

  • まだ東京で消耗してるの? - 73%
  • マナブログ - 68%
  • ノマド的節約術 - 76%
  • ひつじアフィリエイト - 72%
  • ぐるりみち。 - 89%
  • ヨッセンス - 78%
  • 今日はヒトデ祭りだぞ! - 76%
  • まじまじぱーてぃー - 78%
  • Everything you've ever Dreamed - 78%
  • ゆとりずむ - 85%

 

有名ブログでコレなんだから、一般のブログはもっと低くて当たり前。ブログ全体の平均が40%とかまずありえない。平然と嘘つくんじゃねーよと。トップブロガーでも6割切らないんですわ。

 

また、1ページのコンテンツ量が少ない『まだ東京で消耗してるの?』のようなブログは、傾向として直帰率が低くなりやすく(読み足りないから)、それとは反対に、1ページに内容を集約して、1記事のコンテンツ量が膨大になっているブログでは、1記事で得られる満足度が大きく、直帰率が高くなりやすい。したがって、一つの記事に情報を網羅するタイプのブログであれば、直帰率が高くてもさして気にする必要はないだろう。

 

 

3.ページ / セッション

ユーザーが平均して何ページ読んで帰っているのかという数値。直帰率と同様、記事を細切れにすることでハリボテの数値を盛れてしまうが、良識があるならやめておこう。自己満足のためにユーザーの手間を増やしてはならない。

 

数値が大きいに越したことはないが、ユーザーが目的の情報を見つけられずに彷徨った場合にも加算されるため、面白いという要因以外にも、ブログの構成が悪い場合でも数値が大きくなる。

 

 

4.平均ページ滞在時間

PVという指標はあくまで機械的な評価の部分が大きいが(SEOを意識さえすればPVは増えるから)、人間的な実評価の部分はこの平均ページ滞在時間に依存する。

 

例えば5000文字書いた記事があったとして、その記事の平均ページ滞在時間が2分だったとしたら、その記事は実際にはほとんど読み飛ばされていて、実際のところで評価されていないことがわかる。仮にいくらPVが多かろうと直帰率が低かろうと、記事そのものがまともに読まれていなければ意味がない。

 

したがって、ブログの価値や記事の質をもっとも如実に反映してくれるのが、この平均ページ滞在時間となる。記事の文字数と滞在時間を照らし合わせながら、ユーザーがどれくらい熟読してくれているのかの指標にすると良いだろう。文字数が多いのに滞在時間が短い場合は、大いに改善の余地があり寄りのあり。リライトせよということで。

 

※平均ページ滞在時間 ≠ 平均セッション継続時間

 

 

余談になるが、コメント欄に自演コメントをしまくれば、コメント欄に目を通す来訪者の滞在時間が伸び、理屈の上ではスコアを盛ることができる。清き人はしないように。 

 

 

5.ユーザー維持率

継続して来訪し続けているユーザーの割合。要はリピーター率。高ければ高いほどカリスマ性があるということになる。

 

常にユーザーが入れ替わっているブログの場合、この数値はいつまで経っても増えない。

 

 

6.シェア数

SNSやはてブ等のシェア数、および外部サイトからの被リンク数。

 

多いに越したことはないが、時事性や取り扱うネタの内容にも依存するため、あまり意識する必要はない。他人に教えたいと思われるような話がシェアされるだけのことだ。

 

 

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ブログ 改善

 

この他にも

 

  • CTR
  • コンバージョン率
  • 離脱率
  • ユーザーごとのセッション数

 

等があるが、こちらは通常あまり考える必要がない。 とりあえずは今回挙げた6つを、A/Bテスト等を行い1%でも改善していくのがベターだと思われる。

 

ただし、PVに目が眩んでコンテンツの改善をせずにSEOばかりを弄るだとか、直帰率を下げることに躍起になってページ分割をしまくるだとか、そういう中身の無い空虚なオナニー改善活動はやめておいた方が良いだろう。

 

PVばかりを増やしても、その実ユーザーがまともにインプットして帰らなければ、結局何の意味もないのだから。

*1:あくまで参考値であり、実際の数値とはおそらく若干異なる