ブログ記事における文字装飾の意味と具体的効果

ブログ記事における文字装飾の意味と具体的効果

 

ブログを書く人(以下『ブロガー』)には、文字に装飾を施すブロガーと施さないブロガーの二種類が存在する。

 

文字の装飾とは、主に以下のようなもの(フォントや文字色の変更)を指す。

 

とても嬉しい。未だおまえ達の様なイナゴ共が存在していただなんてな。

 

『イナゴの大群』...そうか、あの狂った『インフルエンサー』に率いられた人でなし共の炎上軍。まだまだ世界は狂気に満ちている。さあ行くぞ、歌い踊れ伊達イナゴ!!

 

バッタの様な悲鳴をあげろ。

 

こうした文字への装飾を行うブロガーと行わないブロガーには、おおまかではあるものの、一定の法則性もとい傾向が存在する。

 

その傾向とは、『アフィリエイターであるか否か』という点だ。

 

アフィリエイトブロガーは装飾を行っている率が高く、そうではない趣味ブロガーは装飾をあまり施さない。また中には新聞や書物と同じように一切の装飾を行わない人もいる。

 

 

アフィリエイターが装飾を施す理由

アフィリエイターが装飾を施す理由は明確に存在し、端的に言うとSEO(検索エンジン最適化)のためである。

 

俗に『アフィリエイター』と呼ばれる、広告マージン料で食い扶持を得ている人は、ブログへ多くのアクセスを集める必要があり、安定したアクセスを集めるためにグーグルアルゴリズムから良い評価を受けることを重要視している。良い評価を受ければ記事が上位表示され、多くの人が安定してやって来るようになり、結果としてより多くの広告収入を得ることができるからだ。

 

ここであなたは『そのSEOと文字の装飾に何か関連性があるの?』と思うだろう。一件関連性は無さそうにも思えるが、実は因果関係がある。

 

しかし実際問題、文字に装飾を施したからといって、グーグルから受ける機械的評価が良くなるわけでもなく、それ自体はSEOに何ら作用しない。

 

では文字の装飾で何が変わるのかと言えば、ずばりユーザーの動きだ。かいつまんで言うと、文字の装飾によってユーザーの滞在時間が長くなりやすい。

 

 

ユーザーは読みたがらない

私のブログを以前より読んでいる人なら見飽きた台詞だろうが、ユーザーというのはほぼまったく文章を読んでいない。彼らの多くは読むのではなく見ているだけだ。そしてこれは私のブログに限った話ではなく、どのブログやメディアにも当てはまる普遍的な話であり、ブログ等の文字媒体コンテンツで読まれる文字は、一般的な数値にして全文章のうち25%程度と言われている。*1

 

たいていのユーザーというのは、記事の脈絡に興味はなく、結論や答えだけを拾いに来ている。したがって、『なぜそうなっているのか』という理由や、結論に至るまでの経緯・文脈には興味が無いことが多いし、要点らしき部分以外は拾わずにすっ飛ばしている。導入部分においては最初の一行以外ほぼ誰も読んでいないだろう。

 

そのため、その手のユーザーはブロガーがあらかじめ要点を強調している部分しか読もうとしないものだが、その際装飾が施されていないとどこが要点なのかが分からない。

 

ユーザービリティの権威であるJ氏曰く、彼らの多くはリテラシーが低いため、装飾という名のガイド無しには記事の趣旨が理解できない。リテラシーが低いと、自分で上手く要点を探して解釈することが難しく、時間もかかる上に解読することで多大なエネルギーを浪費してしまう。ゆえにそうすることなく帰る。よほどの独自性を有する記事でない限り、他なんていくらでもあるからだ。

 

そのように、どこを読んでいいか分からないとすぐに帰ってしまう。つまみ食いが出来ないと判断するや否や他を当たる。ゆえに無装飾の記事では、ページを開いた瞬間に、ユーザーが『あっ、わかりにくい!』という第一印象を抱いて離脱するケースが増える。中でも特に、装飾はおろか見出しと改行すら設けられていない記事は、秒の離脱が多くなるだろう。

 

そういった秒の離脱が多発すると、『すぐにページを閉じられている』という傾向をグーグルが検知し、『おそらくこれはダメな記事だ』と機械的に判断され、ページランクを下げられやすくなる。するとアクセス数は伸びなくなる。

 

これがだいたいの仕組みであり、早期の離脱を防止するものが文字の装飾となる。

 

 

こうした理由によってアフィリエイターは文字を装飾を施し、反対に

 

  • 『好き者にだけ読んでもらえれば良い』
  • 『装飾しないと読まないような連中などに最初から読ませる気はない』
  • 『SEO(アクセス数)なんて興味ない』
  • 『装飾なんて単に格好悪い』

 

という者は装飾をしないだろう。

 

 

装飾を減らしたら滞在時間が減少した

私の以前のブログは文字の装飾をそれなりに施していたが、今のブログではほとんど装飾を行っていない。

 

その中で明確な変化が見られたのは滞在時間の項目あり、装飾を多用していた以前のブログの方が正直なところ平均滞在時間が長かった。やはり強調しないと離脱が早まりやすいらしく、あえて装飾していない記事は案の定ダメだった。新聞や文庫に寄せるともうダメだ。読者は色字ベタ塗りの方が好きらしい。

 

 

ところで、通りすがりの一見ならともかく、『わざわざ来てる常連なら色字だけ追ってないで大部分読もうや』と言いたいが、まぁそれは当人の勝手だ。とは言え真面目な話として、ツボだけ押さえたいなら別にこのブログでなくても良いのではないかと思う。わざわざ個人ブログへ来て速攻読み飛ばして帰っていくリピーターは何がしたいんだろう。実は弱点露出待ちのアンチなのかなと邪推しなくもない(´-ωก`)

 

そしておそらく、そういう読者はこの無装飾の記事を読んでいないだろうから、上記の言葉も見られることはないだろう。何という皮肉。

 

 

話が脱線してしまったが、この滞在時間が減少した件は、それ以外の要素の差異を考慮していないため、まぐれだと言われれば反論の余地は無い。正直これは分析としてまったく話になっていない。

 

 

装飾とリテラシー

以下は私の偏見100%と自覚した上で話をするが、装飾を施さない書籍のような記事を書く者は傾向として知能が高く、その知能が高い著者の高度な記事を読んでいるユーザーも、傾向として知能が高い。当然リテラシーも高いだろう。高尚なものには高尚な者しか寄り付かない。エンタメ性が無く学術的な話は、知的な者しか関与しないのだ。

 

そしてそれらを好む彼らは解読力があり、文脈も重要視するため、どのみち装飾があろうとなかろうと粗方ほぼ全てに目を通すであろうし、飛ばして読むにしてもどこが要点なのかを自分ですぐに判断できる。そして筆者もその前提で記事を執筆しているが故に、あえて記事へ装飾を施さない。『あらかた自分で理解してくれるだろう』という信頼のもとに平たい文章を綴っている。

 

反対に、程度の低い題を扱う記事や、俗っぽいゴシップ記事には当然 "そういうユーザー" しか訪れず、彼らは読解力もリテラシーも不足しているため、著者が要点だけを拾えるようにしてやらねばならない。だから逐一目がチカチカする装飾で、デコレーションやら蛍光ペンアニメーションやらを施される。彼らがすぐ帰ることのないようにし、SEOを最適化しなければならないのだ。

 

だからまぁ...すごく程度の低い表現をすれば、装飾は頭の悪い層、あるいは単に若年層向けの施術であることが多い。

 

※ただしハウツーやQ&A記事はその特性上、文字の装飾を施して然るべきだろうと思う

 

 

装飾、良いと思う

私は文字の装飾について大いにアリというスタンスではあるものの、やはり高尚な内容を執筆する者は、安っぽさを払拭するためにも文字の装飾は施さない方が良いかもしれない。いちいち装飾を施している記事は、不必要に程度が低く見えてしまい、知的な読者たちは期待を抱けずに去ってしまうかもしれない。まともな文学やメディアには用いられない俗な手法だからだ。

 

したがって、記事の内容や著者の立ち位置、目的、どう見られたいか───などという点で装飾を使い分けるのが最も適当だと思われる。

 

私は今後ともブログ記事への装飾を施していくつもりではあるが、いずれキリの良いところで装飾をやめられたらなとは思っている。しかし確実に起こるであろうSEOの低下は遺憾だ。

 

とりあえずは『装飾しなくても読まれるようなブログにしていきたい』という願望を述べつつ、このあたりで終いにする三流ブロガーなのである(´-ωก`)

 

*1:ソース貼らないとダメ...?