Service-ZANGYO: 社畜 Never Lives

Service-ZANGYO: 社畜 Never Lives

サビ残の奴隷、黒企業に忍ぶ。

 

"Service-ZANGYO: 社畜 Never Lives" とは、黄金の国ジパングで流通している国民症戦略シミュレーションゲームである。

 

時は令和。
極東の洋上に、ジパングの国はある。
実業家・渋沢栄一が、わずか一代で国盛りをして興した、東国の雄である。

だが、そのジパングは、資本主義の危機にあった。
栄一の孫である、ジパングの将は、窮状を憂い、自らの手勢に密かに告げた。
「もはや、我々資本家を守るために、尋常なる労働基準法など必要ない」
「今こそ、サビ残の社畜が必要だ」

これは寄る辺なき、孤独な社畜たちの物語である。

 

4月は企業の嘘

仲春の候4月ということで、さっそく

 

  • スピード退職
  • バックレ
  • ブラック研修
  • ブラック企業
  • 出番よ、退職代行サービス!
  • 人間やめたくなりますよー
  • 死にたい
  • 懲役40年ちょい定期
  • 健康で文化的な最低限度の生活レイ〇!社会の歯車と化した吾輩

 

などという、賑やかな "お祝いムード" に包まれているここ一週間定期。そろそろ人間やめるか仕事辞めるかという択に迫られている人で溢れかえるだろう。特に、ブラックに入ってしまったが最後、人間らしい生活は諦める他ない。

 

9カ月前にも話しているが、私もブラックに腿まで突っ込んだ濃いめのグレー企業に入ってしまったことがあって、私はその会社を3週間(正社員試用期間中)で退職した。なぜ入る前に分からなかったと言えば、外面だけは良くてブラックに見えなかったのであり申す。

 

 

『うちの業界では当たり前』

要注意フレーズ(1)「うちの業界では当たり前」

 

ブラック企業で最も頻繁に用いられるフレーズだ。新入社員は、先輩や上司から繰り返しこの言葉を聞かされることになる。

 

このフレーズがよく使われる典型的な業種が営業職だ。営業職の場合、「事業場外みなし労働時間制」や「固定残業代」が適用されているとして、残業代を支払わないケースが多い。

 

これらの制度を適用するためには一定の法律上の要件を満たしていなければならないが、実態としては、要件を満たしておらず違法な運用がなされていることが多い。しかし、知識や経験のない新入社員は「そういうものなのか」と信じてしまうのだ。

引用:新入社員が知っておきたい、ブラック企業によくある「要注意フレーズ」5選(文春オンライン) - Yahoo!ニュース

 

リテラシー上、身の上話をしたくのも山々だが、エアプ形式だと訴求力に欠けるため、今回は泣く泣く経験談を付け加えて話したい。

 

私が迷い込んだところは、始業時間の45分前からサービス早出で業務を始め(ベテランは3時間サービス早出)、就業時間が過ぎた後もサビ残当たり前。しかも勤怠記録を付ける仕組みが無く、その他にもおかしなところがいくつもあったのを覚えている。ちなみに営業職。

 

私は営業所の上長へ恐る恐るその旨について尋ねたところ、『うちの業界では当たり前』と、上記の引用文とまったく同じことを言われた。何が当たり前じゃボケー。その時点でブラック脳なんだよ。

 

だから間もなくして『申し訳ありませんが本採用を辞退させていただきたいです』と伝えたけれど、向こうは『(うわぁ出たよゆとりクオリティ...)』とでも思っていたのだろう、なんとなく苦笑いをしているように見えた。ちなみにその話をしたのも当然時間外のサビ残。

 

 

この手のブラックの従業員は、ナチュラルに『サビ残をして当たり前』という考えが根付いているように見える。『この常識を受け入れない方がおかしい。受け入れない奴は世間知らず。世の中で通用しない』と本気で思っているのだろう。他の社員を見ていてもそうだった。

 

定時になっても『はよ帰ろう!』という動きを見せる者が誰一人としていない。(派遣の人は『この会社おかしいから...』とはにかみつつ、すぐ帰ってたけど)

 

それを見て『あ、これがぶらっくきぎょうなんだぁ~』と、こなみかんで思った。恒常化させて疑問に思わせなくなった時点で、経営者の謀略は上手くいっている。毎日数時間タダでリソースを使えるんだから、そりゃ業績も伸びるだろう。実質的にバイト以下の時給で使えるなら倒産しないのも無理はない。

 

こうしてブラックに飲まれて利益を献上する人間がいるからこそ、社会からブラック企業が淘汰されない。ブラック経営者も社会の癌だけど、そこに勤めて私腹の肥やしに貢献する社員も間接的には社会を悪化させる癌。自分を踏み倒している相手に奉仕するってドMだよねと。

 

ブラック企業が人権費を踏み倒した分で低価格サービスを提供すると、他の真面目にやってる企業もそのレベルと競争せざるを得なくなって、結果として経営が厳しくなっていく。

 

 

意識が変化したところで移民

そんな折、最近はサビ残を許容せず、ブラック企業をヨシとしない風潮───ブラック企業経営者が奴隷を欲しがっているという事実が社会の共通認識となりつつあり、今後のブラック企業の勢いが衰退するであろう兆しが見えていた。

 

しかし、そこで登場するのが移民。ブラックにとって使い勝手の良い移民は瞬く間に洗脳され、移民によって再びブラック業界は活気付くように思える。

 

人手不足なのはわかるけど、ブラックの人手不足にまで貢献したらダメなんだよなぁ。ブラックは自然淘汰で潰してかかるべきだと思う。まったく、なぜこのタイミングで移民という格好のリソースを提供してしまうのか。

 

 

サビ残は当たり前じゃない

当たり前のことだけど、サビ残は当たり前なんかじゃありまーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーせん。言うまでもないね。

 

管理職じゃないのに無給残業受け入れている職場なんて、その時点でまずおかしくて、それが常識とか言ってる輩の常識の方が既に古いし、それこそ "旧態依然" と言わざるを得ない。

 

タダ働きさせないと操業できないような───付加価値の著しく低い業務を展開する脆弱企業は、速やかに潰れて然るべきだと思う。恐かれ早かれ潰れるよそんな企業。そして、資本に余裕があるくせにタダ働きさせてる経営者は、ただの人間の屑。

 

人手不足でも良いと思う

目下ブームの人手不足倒産でつぶれているのは、言わずもがな人材使い潰しダメ企業なんだから、この人手不足問題は別に嘆くことでもない気がする。今はいわば篩にかけられている状態だ。

 

正確には社会に人手が足りなくなったのではなく、ただ単に奴隷を囲い込む方式が通用しなくなっただけの話であって、まともな企業は人手足りてるもの。このネット時代に情弱囲い込み洗脳システムは分が悪い。今の若年層はニュースやインフルエンサーの影響によって、ブラックなんてものを到底許容しないだろうから、そりゃ三日と我慢せずに辞めていくのは何もおかしなことではない。

 

 

"健康で文化的な最低限度の生活" 以上の生活をしたいのであれば、サビ残は受け入れない方がいいと私は思うし、下手なブラック経営者は、そろそろその手法が通じないことを自覚した方が良いだろう。洗脳するなら骨の髄まで洗脳しろ。