日本は衰退していないしオワコンでもない希望の国だ

日本は衰退していないしオワコンでもない希望の国だ

 

日本は最高だぜ。夢と希望に満ち溢れた黄金の国だ。

 

これから更なる発展を遂げるユートピア、ザナドゥ、ワンダーランド、イェア!

 

...。

 

 

新元号令和突入というおめでたムードを迎えている一方、それ以外のことに関しては、興が削がれるレベルの退廃的でペシミティックな社会的ニュースしか流れていないここ最近。

 

ことによっては、令和のお祝いムードにすら水を差し野次を投げかける者がいて、彼らの言っていることに間違いはないだろうと思うが、いささか容赦と配慮に欠けていると言わざるを得ない。

 

キスしてる人に向かって『お前らは粘膜くっ付けて雑菌交換してるだけ』と冷やかすようなものだ。

 

興を削ぐようなこと言うなよな。うおおおお令和最高!

 

新元号が「令和」になっても、あなたの生活が良くなる訳ではない。新天皇が即位しても、あなたの生活が良くなる訳ではない。東京オリンピックが開催されても、あなたの生活が良くなる訳ではない。紙幣のデザインが新しくなっても、あなたの生活が良くなる訳ではない。雰囲気にダマされちゃダメよ。

 

 

 

火の国の終わり -End of the Zipangu-

終わりのジャッポス -Zipangu of the End-

 

2011年の大震災の後、製造業の不正によって主力産業の落ちぶれ様が明るみに出たあたりから、自国のオワコンを嘆く風が吹き荒れるようになり、今となっては

 

  • 名目賃金ならびに実質賃金が絶賛低下中
  • GDP停滞、なおかつ他国が追い上げ中
  • 国の借金が過去最大の1,100兆円
  • 中間層の解体(底辺の増加)
  • 過去最低の出生率
  • 近年に戦争でもあったのかと勘違いされるレベルの著しい少子高齢化
  • 地方の過疎化と都市一極集中
  • プラザ合意の円高による製造業の衰退
  • 人手不足
  • 派遣と非正規の増加
  • 倒産件数の増加
  • 改善されない労働環境とお役所仕事で動かない労基
  • 虐待の増加
  • 人権意識の高まりとお気持ち勢の台頭
  • 司法の判決を認めないお気持ち人民裁判
  • ポリコレ規制ディストピア
  • 兵庫県警サイバー犯罪対策課
  • 兵庫県警サイバー犯罪対策課
  • 兵庫県警サイバー犯罪対策課
  • 外国人労働者受け入れでブラック企業生存
  • 教員・医師不足
  • 政府の情報隠蔽と改ざん
  • スクリーンショット違法(笑)
  • 世界的に見ても驚異の若者自殺フィーバー
  • 結婚率・交際率低下
  • 上級国民へのヘイト
  • サービス業への侮蔑
  • 一向に消えないモザイク
  • 賃金水準が上がらないのに物価は上昇
  • 国民幸福度過去最低を記録(2019年度)
  • 課税率上昇
  • 年金制度崩壊(後に産まれるほど年金貰い損 / 受給年齢引き上げ)
  • 老人による若者轢殺(れきさつ)
  • 大企業の45歳以上早期退職募集ラッシュ
  • 経団連おじさん『終身雇用もう無理!w』
  • トヨタ社長『終身雇用もう無理!w』
  • 先日浮上した専業主婦の年金支給額半減案
  • 増える自国サゲと口々に囁かれるオワコン風説
  • 国民みんなだいたい愛国心0
  • いつもカリカリして、私刑ややらかしマン叩きばっかりしてるあいつら
  • 冷笑主義の浸透

 

といった驚異の心温まる優しいラインナップが軒を連ね、特定のメディアもしばしば『日本はオワコン』と煽っていて、Paris in ひろゆきも同様のことをしばしば口にしている。ホリエモンも言ってたかな。世間では "逆張り極論コンビ" と揶揄されている二人だ。

 

 

で、本題はここからなんだけども、日本がオワコンであるというニュース言説が流れるたびに、なぜか一生懸命それを否定したり、それを口にしている人物へ人身批判攻撃を浴びせる謎の勢力がいる。

 

何言ってんだこいつらと思った発言を適当に挙げてみる。

 

  • そもそもオワコンなんて言い方が頭悪そうなんだけどなぁ
  • 逆にどこが日本はオワコンなのか知りたい
  • その前に、どういう理由でオワコンなのか、論理的な答えを知りたい
  • オワコンオワコンって何様だよ
  • オワコンって言ってる奴がオワコン
  • 「終わりを知ってる自分かっけー」って言いたいだけ

 

はぇ~。

 

反論してる人はいずれも何一つ具体的なことを述べていないし、基本的に発言者の品位そのものを乏しめようとする発言しかしない。その時点で何ら否定材料を持ち合わせていない無根拠な楽観主義か、それに準ずる何かだということがわかる。人身批判攻撃と揚げ足取りと熱膨張と論点のすり替えンギモヂイイイイイ。

 

終わってるという言説に納得がいかないなら、終わってる根拠に見合うだけの "終わってない根拠" を示すくらいしたらどうなんだと思うわけだが、だーれもそんなことしやしない。

 

 

彼らは『(根拠はないけど)終わってないに決まってる!終わりとか言うやつが終わってる!』とか思っているんだろう。あるいは本人がブルジョアのような上級国民で、将来に対する不安が一切無い約束された少数の勝ち組なのか。

 

まぁ確かに、本人のQoLの右肩上がりが約束されている状態なのであれば、日本がお終いという報せにも首を傾げたくなるだろう。自分の生活が豊かであり続けるなら、いくら周りが終わっていようが気にならないし実感もできないからだ。だからオワコンと言っている人が不思議に映るし、それを否定したくもなる。

 

だが仮にアンタ個人の生活が終わっていないとしても、私が泥水啜ってる下界一般はだいたい終わってんのよ。

 

岡山・佐世保・北九州・神戸・名古屋・松戸・秋葉原の裏路地では、道端に餓死者の遺体が転がっていることが日常茶飯事で、最近はルワンダ愛国戦線(RPF)の残党が西成でマチェットとグルカナイフを振り回している。

 

 

たわ言はともかく、国が衰退していて、なおかつ回復の見込みが無いんだから、すなわち終わっている以外の表現が存在しない。希望的観測や感情論や野次やアーアーキコエナイはいいから認めろと、往生際が悪い。

 

船に穴が開いてんのに『いや、大丈夫でしょ。何がヤバイのか教えてほしい!』って、もはや頭ハッピーセットかよ。

 

てめぇの頭はハッピーセットかよ

 

足元よく見て足元。もうめちゃくちゃ浸水してるって。ニュースでもSNSでもさんざんオワコン予告ニュース流れてるでしょうに。いったい何を見ているのか。Porn〇ubか。

 

 

そもそも子供が増えない時点でどうやっても立ち行かず、迎えるのは崩壊である。シロクマプロデューサーが言うように、現代人と子育てが土台ミスマッチなのだろう。火の魔法使いに水の呪文を習得しろと強いているようなものだ。火影に水遁・爆水衝波を使わせるな。

 

ブルジョワ的な意識をじゅうぶんに内面化した現代人は、子育てにカネがかけられる見込みがない限り結婚したがらないし出産したがらない。「貧乏の子だくさん」などという事態を、ブルジョワ的な現代人は選ぼうとしない。それは、男も女も同じである。

 

引用:そもそも、現代人のライフコース自体が生殖に向いていない。 - シロクマの屑籠

 

意識と働き方ばかりブルジョワ化して、その生活と生殖を支えるためのバックボーンを授けられなかった(それどころか、バックボーンを失う一方の)人々に、やれ、子どもをつくりなさい、世代を再生産しなさい、と迫るのは厳しいことだと思う。その厳しいことを、日本は、いや先進的な国々の大半は、あの手この手で誤魔化しながらやり過ごしてきた。だけれど、とうとうやり過ごしきれなくなったから、みんな生殖を後回しにするようになった。それは仕方のないことだと私は思う。

 

引用:そもそも、現代人のライフコース自体が生殖に向いていない。 - シロクマの屑籠

 

子供が増えないことには国家の衰退は約束されたも同然。

 

そして、『じゃあ最新技術でニンゲン造ればいいじゃん』という安易な発想は、倫理の面で拒否される。中国ならやるんだろうけど。

 

少子高齢化の状況下で国の衰退を止める方法と言えばなんだろう、例えば若返りの薬とか不老不死の技術が完成されれば解決する可能性が微レ存。『お前がママになるんだよ』ではなくて、老人が若者になるんだよ。まるでベンジャミンバトンのように。

 

 

【Masses of the Dead】

そして昨今話題になった上級国民へのヘイト。あの事故に関して私も戯言を撒き散らしたが、この一件に関して、クソザコナメクジの私を虚仮にする高レベルで多様な考察が各地でなされている。

 

彼らの恵まれた文才を見ているだけで、私の書き物の稚拙ぶりを思い知らされ、惨めな気分になって泣けてきますよ神🤮

 

 

与太話はさておき、彼らの考察の中でもひときわ訴求力を持つのが、 "逃げ切りに対するヘイト" だ。現在は船が沈み始めている段階であるため、現在中高年である人々は、社会が崩壊する前に人生のゴールイン(逝去)を迎えることができる。つまり逃げ切りだ。社会を腐敗させた張本人たちが、おいしいところだけを貪った挙句に負債を後の世代の若者たちに背負わせ、何食わぬ顔で天寿を全うする。

 

だが、若い者はそうはいかず、その多くは逃げ切れない。

 

これからズブズブ沈んでいくこの傾斜国家で、この先数十年にわたって生活しなくてはならない(エリートは海外に逃げるのかもしれないが)。その間にあちこちの制度が崩壊していき、各々がジリ貧の生活を強いられる。年金もガッツリ取られる上に圧倒的な貰い損だ。産まれた時点からすでにハンディキャップを抱えている。

 

 

しかも、昨今の状況を鑑みた場合、かつては安定した人生の象徴であったはずの大企業就職にすら、現在は安定の二文字を見出し難い。その最たるものが45歳以上に吹き荒れる早期退職の嵐だ。その上『終身雇用はもう無理ぽ^q^』という経団連の発言。となると、『大企業に入ったら人生勝ち逃げ』という勝ち組テンプレの牙城は揺らいでいる。

 

真の上級国民以外に、"人生の安定" という盤石さはない。すでに高学歴ですら人生不安定なのだ。

 

 

だから、完全なるオワコンを迎える前に、『自分さえ良ければそれでいい』と無責任に逃げ切ろうとする中高年世代にもヘイトを抱えているし、将来への不満が少なく保障の充実した上級国民にもヘイトを抱えている。場合によっては自分より年金が多くもらえる上の世代をすべて憎んでいる。

 

この状況下の加えて今後は格差が拡大し、私のようなホームレスをはじめとする、俗に "底辺" と呼ばれる自転車操業の如く其の日暮らしをする者たちが増加していく。毎日野生のカエンタケを生食して、水たまりの泥水をジュッポジュッポと淫靡な音を立てて啜り、岡山の県北にある川の土手で寝泊りするような生活だ。

 

 

また、底辺が増加したら一体どうなるのかと考えた場合、余裕の無さに起因して他人の足を引っ張る行為が横行するのではないかと考えている。

 

例えば、日本には元より同調圧力なるものが存在していて、『俺が苦労したんだから(その必要性が無くとも)お前も同じ経験をすべきだ』といったような押し付けがなされているわけだが、この同調圧力が今後の社会に作用すると考えた場合、『俺が苦しい生活をしているんだから、お前らもこっち側こいやオラァ!』と、他人を底辺側に引き込もうとする人たちが増加するような気がしてならない。

 

とすると、お金持ち(成功者)の失態や炎上事案に際し、鬼の首を取ったように叩いて社会的地位や財産を損なわせるようなバッシングが巻き起こったり、不祥事を行った官僚や各種勝ち組に対し、『逮捕しろ!』『死刑にしろ!』『重罪にしろ!』と貶めようとする。また、予想に反して罪状の軽い犯罪者を市民感情で過剰に叩く。

 

過去の時代において公開処刑が一種のエンタメであったように、同じく不満の蔓延した社会においては、他人の幸福が崩れ去る悲劇が何よりのガス抜き───慰めとなるだろう。他人の不幸で飯が美味いのだ。ならば、口先でお悔やみ申し上げつつ、その実内心でほくそ笑むファッション黙祷もきっと増える。

 

どのような不幸に際しても、何よりも強い慰めとは、自分より、もっと不幸な他の人たちを見ることによって得られる。

 

───アルトゥル・ショーペンハウアー

 

 

幽霊はしばしば『生者をそちら側の世界に引きずり込もうとする』と勝手な設定付けをなされているが、今後の社会においては、大衆が勝ち組を同じ土壌へ引きずり込もうとする。大衆は亡者なのだ。

 

題して、"マシス・オブ・ザ・デッド"

 

Masses of the Dead

 

 

かまけることと優しさの喪失

かまけることと優しさの喪失

 

これからの社会は、自分ひとりが生き延びてゴールインすることを目標に据える人───いや、据えざるを得ない人たちが増加していく。

 

過去の永い時代のように、不安定な情勢に揺さぶられながらも妻子と強かに寄り添い、めでたい王道を征く円満ゴールインを目指す人たちは減っていく。

 

今はまだともかく、いずれ大多数の人が現在の王道テンプレ人生(義務教育→高校→大学→就職→結婚→出産・子育て→定年退社→年金貰いつつ老後に孫のツラを拝む)を諦めざるを得ない。

 

 

ということは、人々は日常においても、他人の面倒を見る心の余裕も、他人を気に掛ける甲斐性も徐々に失っていくと私は考える。それに加えて昨今の

 

      • 疎遠
      • 個人主義
      • うわべの関係
      • 迷惑をかけられることを嫌う(結婚式の招待なども)

 

社会だ。恐らくは他人にかまけたり手を貸したりしなくなるだろうし、困っている人にも救いの手を差し伸べるような真似はせず、すべては自己責任の名の元に捨て置かれる。

 

例えば、仮に老人が重い荷物を持ってヨタヨタ歩いていても、それに手を貸そうなどと思い立つ人は少なくなるだろうと思う。

 

助けてもお金がもらえるわけでもない上に、時間が勿体ない上に、下手こいたらこっちが責任を追及される上に、あまつさえ老人にヘイトが集まっているこの社会現状。誰が見知らぬ老人に手を貸すだろうか?

 

今話題のAEDひとつとってもそうだ。例えば女性の服をはだけさせてAEDを使用したとして、恩知らず極まれりで救った相手から訴えられるかもしれない。というか実際に、女性へのAED使用に際して警察に届けが出されたケースもある*1。であれば、そのような状況に遭遇しても、スルーするに越したことはなくなる。自分にリスクが生じるくらいなら、見知らぬ他人など死んだ方がマシだと考えても何ら不思議ではない。

 

 

自分のことでやっとな社会では、多くの人がリスクの塊である家庭を築くことを諦めるだろうし、リターン無き他人への助力を行わなくなる。だから、困っているあなたを助けることに見返りを見いだせなければ、誰も助けてはくれないし、私が困っていても誰も助けてはくれない。みんな自分のことに精一杯。みんな貧しいのだから、心も私のように貧しくなる。

 

雑踏の中で『誰か助けて!』と叫んでも、みんな冷たい視線を浴びせながら『自己責任』という呪詛を呟いて通り過ぎていく。下手に関わって中途半端に責任を持つと面倒なことになりかねないからだ。金にならない(実利の無い)他人のトラブルに介入したくない。

 

 

『俺に迷惑をかけるな / 手を煩わせるな』という考えを各々が抱いた社会の結末はそうなる。誰も他人の面倒に関わりたくないし、世話も焼きたくないのだ。───仮にそれが年老いた自分の親であろうとも。

 

 

運動会に苦情が行くようになったのも、公園で遊んではいけなくなったのも、小やかましい子どもの居場所が圧迫され、たらい回されているのも、そうした『誰かに迷惑をかけてはいけない / 俺に迷惑をかけるな』という規範と意識の結果だ。

 

子供や赤ちゃんというのは往々にして周囲の手を煩わせる存在であるものの、現代人はもはやそれすらも許容することができなくなってきている。だから電車で泣いている赤ちゃんにも憚らずしかめっ面を示すし、泣き止ませることのできない母親へ明確な悪意を向ける。『うるせえガキだな。他人に迷惑かけるなら子供産むな電車に乗るんじゃねぇベビーカー邪魔だ失せろ』と。

 

それに加えて、昨今の『私の気に入らないものは存在するべきではない』というお気持ち勢の台頭。ついには個人単位で不快感を与えるものにすら、追及がなされるようになってしまった。

 

 

今後はみんな嫌なものをこぞって槍玉に上げるし、見返りを求めない優しい世界なんて存在しなくなる。

 

『助けてほしけりゃ金を出せ、そして私に迷惑をかけたり不快感を与えるものは消えるべきだ

 

 

無償の愛だとか親切心が消えるということは、例えば投げ銭や募金みたいな優しい世界もそのうち廃れていくような気がする。もちろんここ数年の話じゃないだろうけども。

 

 

???『皆さんに、ちょっと奪い合いをしてもらいます』

皆さんに、ちょっと奪い合いをしてもらいます

 

もはやほとんど誰の生活も保障されてはおらず、あらゆる人の将来の見通しは不明瞭。だからこそ、この沈没しかけているジパングという船の中で、生き残りと逃げ切りをかけた蹴落としサバイバルゲームが始まろうとしている。

 

逃げろ、底辺界から───

蹴落とせ、他人───

掴め、勝ち組のパイ───

脱出しろ、海外へ───

許すな、老害───

認めろ、私たちマイノリティ───

喜べ、他人の不幸───

振り回せ、ポリコレ棒───

表明しろ、自分勝手なお気持ち───

晴らせ、鬱憤───

思い知らせろ、チャドとステイシー───

奪え、土日祝GW休める仕事───

目指せ、ブルジョワ───

下せ、市民正義の鉄槌───

かわせ、迷惑なもの───

叩いて潰せ、上級国民───

TDN、ワンワン鳴いてみろ───

 

 

表面的には平和な時代であるものの、少しホジって内部を覗けば、水面下で歪に形を変えた戦いが確かにそこにはある。 

*1:【笛吹うすい AED】で検索