少子化対策は手遅れ、そして悪あがき ~孕ませポストモダン~

少子化対策は悪あがき ~孕ませポストモダン~

 

少子化の根幹にはエロがある。

 

デジタル革命がばら撒いたオカズは、先進国を少子化へと変えた。

 

あらゆる性癖に配慮したオカズたちが軒を連ね、我らのムスコ達が白濁した涙を零す。

 

>>『いいか、オスジャップには屈するな』

 

だがアダルト産業は諸刃の剣だ。

 

>>『フェミニスト当局は、今回の少子化を、オカズの流通と性的搾取によるものと断定。ただちにオスジャップの撃滅を開始する』

 

>>『#MeToo! 存在ハラスメント! オカズの規制!』

 

そしてフェミが復讐を求めれば、少子化は火が付いたように広がる。

 

奥津湖の黙示録 第14節 『望郷』

 

 

少子化は絶対に解決できない。絶対に。

 

政治家は『少子化解決がんばりまっしゅ!』という意気込みを、マニフェスト的にしばしば口にしているが、彼らも本心では解決できるなどと微塵も思っていないだろう。私のようなバカでも土台無理だと察しが付く話なのだから、頭の良い政治家の先生方が理解していないはずがない。彼らはあくまで建前として少子化解決への取り組みを宣言しているだけだ。頭の中では『いや無理やろがいボケェ』と思っている。

 

とは言え、少しでも改善しようという気持ちは確かにあるだろうし、解決はできなくとも進行速度を遅らせることくらいはできるはずだ。

 

 

少子化が解決不可能な理由 

当然のこととして、少子化の背景には晩婚および結婚率の低下や、恋愛至上主義および恋愛(婚活)市場の衰退が挙げられる。夫婦が減っているのに子供が増えるはずがない。

 

少子化の要因や解決しない理由などという周知の事実を、今さらうんたらかんたら考えるのも野暮というものだが、とりあえず簡潔に書き下してみる。

 

※ソース掲載は割愛

 

 

まず男性に金銭を期待する女性が増加したこと。恋愛結婚は減少し、あくまで実利を求めた結婚が望まれていることが統計的事実として明らかになっている。

 

はい!ロマンを落とすてth..しまったのですが【Romance is dead】

 

そして、昨今の男女の賃金格差の狭まり。賃金の格差が是正されていくということは、女性は男性の庇護を受ける必要性が弱まり、また男性が女性に求められるためには、より過酷な収入競争を勝ち抜かなくてはならなくなった。

 

日本人女性には上昇婚(ハイパガミー)の気があることで知られている通り、女性は自分より収入の少ない男を良しとしない。であるにもかかわらず、男女の賃金格差は狭まっている。さらに、その上で女性が男性に金銭を期待する傾向が高まっている。これが最悪のコンボだ。男性がお金を稼ぎにくくなっている一方で、女性は男性に以前よりもお金を期待する傾向にある。ハードルも競争率も爆上がりなのです。いえーい!

 

日本人女性には上昇婚(ハイパガミー)の気がある

 

したがって、女性を頷かせるボーダーラインをクリアした男性───篩に残った結婚適正のある男性そのものが減少しているということになり、少数の裕福な男性へとアプローチが集中することになる。

 

稼げない男性は結婚を諦めるか、あるいは徹頭徹尾な恋愛結婚に持ち込む他ない。いずれにしても容易ではないだろう。いくら円満な恋愛結婚であろうと、経済力が欠如しているなら、遅かれ早かれガタが来る。

 

ところで、ひとつ思い出した。女性が働きやすい国の方が出生率が高いという、フェミ有害論を反証するエビデンスが存在しているものの、強い上昇婚志向のある日本に関して言えば、女性がのびのびと働けば働く(賃金や社会的地位が上昇する)ほどに少子化が進むのだろう。男性に対して "より多く稼ぐ" というジェンダーロールを期待している日本社会での男女平等は、得てして未婚率の上昇という歪みを作る。

 

現状の社会で男女を結ばせるためには、男性の賃金を女性と比べて不当に高くするか、あるいは女性のハイパガミー傾向を現実にそぐう形で変えていくしかないと思われる。

 

 

また、日本の将来が怪しいという諸々のニュースが吹き荒れ始めた昨今、人々の人生設計はより手堅くなり、安易に子供を作ろうなどと考える人はほとんどいなくなる。

 

それに加え、時流的に価値観が多様化し、同調圧力が弱化した結果として人々は結婚のプレッシャーから解放され、結婚しないという立場が徐々にシェアを広げている。親が『アンタまだ結婚しないの!?』と圧をかける家庭も減っているだろう。

 

実際、先日の某アンケート結果で、20代未婚男性の約7割が結婚のために何らかの行動を起こしていないとされていた。もはや生身の異性を求めていないか、あるいは端から諦めているか、もしくは『自然な成り行きで結婚できなかったらそれまで』と割りきっているのであろう。

 

 

そこに追い打ちをかけるような昨今のお気持ち表明ムーブメント。

 

自己が不快に感ずるものをハラスメントだ何だと糾弾および排除しやすくなった。嫌な相手からのアプローチは好き勝手にハラスメント化できる。極めつけには、オーストラリアの "視線ハラスメント" が輸入される始末。イケメンのジロジロはシェイシェイで、ブサメンのジロジロは警察を呼ばれかねない。いや、仮にジロジロしていなくとも、視線が合っただけで事案になる可能性すらあり得る。存在ハラスメントが現実になる日はそう遠くないのかもしれない。
 

恣意的なハラスメントジャッジの最たるものと言えば、例えば、女性がイケメンにセックスを持ちかけたら喜ぶ一方、ブサメンにセックスを持ちかけられたらセクハラと糾弾してしまうように、恣意的なジャッジが行われるようになってきており、恐れを抱き始めた男性は以前より本当に少しずつだが、女性から距離を取るようになりつつある。

 

最近の痴漢に対する安全ピンの話やAEDの話、某声優が受けた公園での不審者通報ひとつとってもそうだ。男女の溝は少しずつ広がりを見せている。これに関するフェミニストの貢献は大きい。いいぞもっと荒らせ。カオスを生み出せフェミニスト。OJP♂を一匹残らず駆逐しろ。日本からすべての男を追い出せ。男女の偽りをすべてを切り裂け。フェミニスト最高!

 

 

これらを理由として、少子化は絶対に解決しない。絶対ニダ。育休や補助金云々をどうにかしたところで解決しないに決まっているし、仮に『子供を生んだ家庭に300万円給付します!』と、太っ腹な政策を打ち出したとしても改善できるようなものではない。

 

もはや子育てが時代に即しておらず、福祉および社会的補助も子育てに寄り添えていない。将来的に子育ては暇と金を持て余した裕福層の娯楽特権になっている気がする。

 

 

そう考えた場合、少子化というのは一種の合成の誤謬であるような気もする。社会の男女差を縮めたり、各々の価値観や個性を尊重するという "正しい行い" の積み重ねが、結果として少子化という形を成し、国家の衰退を後押ししているのだから。

 

生殖が時代に付いていけなかったのか、あるいは時代が生殖に付いていけなかったのか。

 

いずれにしても、あらゆるものが急速に変化していく社会の中で、男性がペニスを女性のヴァギナに挿入し、魂の孕ませ膣内射精を行い、子供を20年前後育てるという古来から変わらぬ伝統的な営みが、非常に不合理なものと───あるいは絵に描いた餅と見なされつつある。

 

 

育休と企業

また、昨今は男性の育休云々で揉めているニュースが流れてくる。日本は男性の育休が無いだとか、育休を取るといじめられるという話だ。

 

育休取得は大企業ならともかく、中小や零歳企業が社員に育休を与えている余裕があるとは思えない。余裕の無い企業は人件費を抑えるために常にギリギリの人数で業務を回し、基本的に予備の人員を備えていないことが多いし、一人抜けただけで仕事が回らなくなるような職場さえある。そんな職場がおいそれと育休を認めるはずがない。

 

育休なんて考えていられるのは余裕のある企業の社員だけだ。誰でも視野に入れられるものではない。いや、なにも育休が上級国民特権とまでは言わないが、一部の限られた人の特権であることは明白。たった数日の有給すら出し渋る企業が、育休などという長期の休暇を認めるはずがないんだよなぁ。

 

それだけ企業も余裕が無いのだろう。経営者だけを責めるのはお門違いだ。世のあらゆる仕事に高い付加価値が宿っているわけではない。付加価値の低い仕事は人員を削りつつも、あらゆるところをケチってやりくりしていく他ないのである。

 

だから、働いていないのに給料を出さないといけない有給も、一時的に人が足りなくなる育休も認めたがらない。こればっかりはしょうがない。休む権利をホイホイ認めていたら会社が潰れてしまうのだから。

 

したがって、もしも国が育休を義務化したと仮定すれば、おそらく休みを出し渋っている力のない企業はロスが増加して潰れてしまうだろうし、是が非でも潰れたくない企業は法律を犯し、コンプライアンス違反を始める。要はブラック企業と化していまう。

 

有給義務化の時もそうだった。5日以上の休みをタダで献上したくないブラック企業は、あの手この手で有給取得を踏み倒そうとしている。

 

 

楽しい少子化

少子化が絶対に解決しないと思う理由は以上だ。無理だ。土台無理。不可能。少子化対策は無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄。

 

007の "殺しのライセンス*1" よろしく、エロ本にありがちな(知らんけど)某ライセンス───〇〇〇許可証みたいなのをばら撒かないとムリだって。先進国でアフリカみたくボテボテ産むにはそれしかない。

 

 

少子化対策でいかに紆余曲折しようと、結局子供は増えないし、今後は毎年出生率の最低を更新し続けるだろう。しかし、これが政府の責任であるとも思えない。時代の流れ的に少子化は止むを得なかったと思うし、何の政策を打ち出しても減るものは減る。諸外国もそうだが、先進国は概ね少子化を辿る運命にある。人が増えるのは娯楽の少ない田舎や発展途上国の特徴だ。

 

実際、日本でも都会であるほどに出生率が低く、田舎であるほどに出生率が高い傾向にある。だから、『子育てはカッペの娯楽だから...』とすっぱい葡萄にしておくのも防衛機制としてはアリだ。結婚や子育てを望んでいるけど無理っぽい人にはね。

 

 

このように少子化であるからこそ、子供を有している家庭の健常者ぶり(あるいはノープランぶり)が昔以上に際立っていく。裕福そうな子持ち家庭はまさに勝ち組の象徴であり、行き当たりばったりで望まず子を産んでしまったと見える貧困家庭へは、容赦ない侮蔑の視線が注がれる。このご時世、理性的でないと見える人間は軽んじられやすいからだ。特に、若年の貧困シングルマザーに対する視線はかなり厳しいものがある。

 

どのみち人口改善は無理なのだし、それを前提とした政策を打ち立てた方が潔くてスマートであると言える。ガンが全身に転移してから治療を始めたところで、それは手遅れというものだ。

 

 

私は "少子化が解決しない" に100ペリカを賭ける。あなたはいくら賭ける?

*1:ジェームズ・ ボンドに与えられた、任務遂行中は自分の一存で容疑者を殺めても不問にされる殺人許可証